内因性・外因性精神薄弱児の知能の発達的差異(第1部)
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概要
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精神薄弱児の知能の発達をみるために,鈴木ビネー検査を継続的に実施して各項目ごとに発達の様相をみた。精神薄弱児は発生原因によって内因と外因の二つの類型化をし,普通児の資料は鈴木ビネーの標準化におけるものを借用し,三者間を比較した。各才ごとのMA段階をもって比較の軸とし,検査問題項目の通過率によって,発達の指標とした。三者間には多くの項目に発達の達いが見出されたがその達いが知能のどのような働きの違いによるかを類型的に出すことはできなかった。大略,普通児は精薄児に比較して,記憶,数,空間関係把握などによい発達を示すのに対し,精薄児は言語的なものによい成績を示した。内・外因では,大きな違いを示す項目があったが,同一種類の検査でも差があるものと差のないものがあったりして,検査内容の種類別に一致した傾向はみられなかった。
- 1967-06-30
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