台所の生化学 : その4,甘味料について
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概要
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古代社会の甘味料は蜂蜜であった。パプアニューギニアで蔗糖が発見されたのは新石器時代のことであるが,中世になってインド経由でヨーロッパや日本にも伝来している。しかし,蔗糖の伝来以前から糖尿病は存在していた。糖尿病の患者数は文明の発達,特に砂糖の消費量の増加に比例して増加し,南太平洋諸島では急激な食品の文明化につれて患者数は激増している。砂糖の消費の増加によってフルクトースの摂取が増し,これが肝臓で脂肪合成を促進,高話血症をおこして糖尿病の増悪を招くものと思われる。本文では医薬品以外の食品や清涼飲料水中の糖の含量,最近の人工甘味料などについて述べ糖尿病患者への指針とした。
- 1996-02-01
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