A New Training Equipment and Method for Increasing Speed and Strength
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概要
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この特殊なトレーニング方法および装置は, 競技スポーツの動きのなかで筋力やスピードの強化を可能にするため, 工夫されたものである。走・跳の実際の動きのなかで実施可能ないわゆる Special training 方法として考案されたものである。さらに現在はNASAのある研究班に取り上げられ, 無重力状態で常時着用することが出来, 携帯便利と軽量の利点をもつもので, 将来宇宙ステーションのトレーニング方法になるのではないかと, その効果について検討されているものである。一方, リハビリテーションのスポーツ療法としての実用性と価値は, マレーシアの University Sains の医学部生理学教室で, 長期臥床の患者に取りつけ, 下肢の抗重力筋の萎縮や骨の脱灰 (Osteoporosis) の予防として, 臨床テストに使われているものである。本実験は100m走と12分間走, 即ち, 短距離走と長距離走の走運動中に, このトレーニング装置を着用するものと, 着用しないものとの間の Performances の相違および心拍数の変化についてみたものである。結果は下記のように要約される。1. 100m走の場合, Driving Leg の膝の Pick-up が速くなり, そのため Step Frequency が増加し, その反面 Driving Leg が Expansable Tube からの抵抗により, Step Length が短くなった。上記の二つの走速度を決定する要因の変化にもかかわらず, 100m走の所要時間にはほとんど差が見られず, 僅か0.3秒の差はあるが統計的有意ではなかった。2. 12分間走の走距離と心拍数の関係については, 着用したものと着用しないものとの間に顕著な差が見られた。着用した場合走距離が約400m取る減少 (2992.56 : 2608.33m) し, その減少率は13%である。心拍数では着用したグループが有意に増加 (161.25 : 153.67回/分) し, その増加率は約5%である。3. Expansable Tube の牽引力 (抵抗力) は, Easy Speed Running の時の最大伸展時に約5kgの張力がかかり, Top Speed での走運動時ではLoad Cell の立ち上がりと Expansable Tube の収縮と伸展との間に時間のずれが大きく, 正確に測定することができず。遠隔操作が可能で携帯便利な新しい機械の出現に期待する。
- 1991-03-15
論文 | ランダム
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