進行した中高悪性度群非ホジキンリンパ腫に対する治療成績
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概要
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1976年1月から1996年3月の間に進行した非ホジキンリンパ腫に対する治療成績の向上を目的として,VCP療法(vincristine:VCR,cyclophosphamide:CPM,prednisolone:PDN;1976.1-1981.12),AVEP-RT療法(adriamycin:ADM,VCR,etoposide:ETP,PDNによる併用化学療法と放射線療法(radiotherapy:RT)との併用;1982.6-1988.5),ABCVEP-I療法(ADM,bleomycin,CPM,VCR,ETP,PDN;1989.4-1990.3),ABCVEP-II療法(dose intensity:DIを高めたABCVEP療法;1991.4-1993.6)を系統的に施行してきた。各々の治療法による完全寛解率,無再発5年生存率,5年全生存率はVCP療法では55.6%,26.0%,33.0%,AVEP-RT療法では67.8%,55.1%,35.0%,ABCVEP-I療法では80.6%,63.8%,59.3%,ABCVEP-II療法では73.8%,80.0%,67.7%であった。投与薬剤の種類を増し,各薬剤のDIを強化することによって治療成績が向上することが示唆された。
- 東邦大学の論文
- 2004-03-01
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