グローバル化時代における日本の労働市場の変化と課題
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概要
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1990年代以降の急速な経済グローバル化の影響を受けて、日本の労働市場は大きく変化しつつある。国際的経済競争の激化、長引く不況、経営合理化の進行とリストラ解雇の増加などによる失業率の上昇は続いており、その状況下で非正規従業員(パート、派遣)の増加など、労働市場は流動化・多様化の度合いを強めている。このような労働市場の変化は、企業経営・人事管理にどのような変化を与えるのか、また職業意識、勤労者生活にどのような変化をもたらすのか。これらの諸点を、正規・非正規労働市場、女性労働市場、新規学卒労働市場、中高年労働市場、外国人労働市場などに焦点を合わせつつ検討している。これらを通して、経済グローバル化による労働市場の変化が、今後、どのような生活スタイルを生み出していくかを、オーストラリアをはじめ諸外国と比較しつつ検討し、経済グローバル化の功罪を考察している。なお、本稿は近い将来に刊行を予定している、Hirosuke KAWANISHI & Ross E. MOUER, ″The Sociology of Work in Japan" Cambridge University Press, London, UK(全11章)の第6章の一部に相当する。
- 2003-03-31
著者
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