作業療法士の養成と生涯教育
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概要
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作業療法士 (OT) 養成は、20世紀前半の2度の世界大戦による傷病兵の機能再建と職業復帰を目的に開始され、その後リハビリテーションの普及と共に世界各地に広まった。1952年には世界作業療法士連盟 (WFOT) が結成され、同時に教育基準が策定された。以後加盟国は各国の認可基準の上にWFOT教育基準を遵守することが求められている。日本の作業療法教育は1963年厚生省によって開始され、現在152校173コース (04年度) となり、養成校数ではアメリカに次ぐ世界第2位である。しかし、6年制の修士課程に移行しつつあるアメリカと異なり、大学は27校、修士課程は13と少ない。OTの質的向上には生涯教育の充実が不可欠で、日本作業療法士協会(JAOT) は数度の制度改革を経て、03年度に基礎コース、専門コースを経て認定作業療法士制度を発足させた。現在、専門作業療法士制度の構築に向け動いている。
- 新潟医療福祉大学の論文
- 2005-03-14
著者
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