景気変動と地域銀行
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概要
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わが国の景気はここのところ3期連続で前期比マイナスの伸びとなるなど踊り場にさしかかった。地域別にみると、好調さを持続している地域がある一方、すでに下降の兆候を示す地域もあるなど地域格差が拡大している。その要因として、内外の経済環境のほか、地域金融機関の不良債権処理の遅れが指摘されている。しかし、不良債権比率、国内銀行貸出残高、県内純生産(名目)の関係をみると、必ずしもその因果関係は明瞭といえない。景気低迷が企業の業績悪化を通じ金融機関の貸出態度を慎重にさせた可能性もあるが、ごく一部の地域に限られる。むしろそうした地域の経済構造や開発政策に問題があったとも考えられる。高齢化社会、人口減少という時代を目前に控え、地域政策は将来のリスクを十分考慮した施策であることが求められよう。
- 名古屋経営短期大学の論文
- 2005-03-15
名古屋経営短期大学 | 論文
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