4年制看護系大学における看護系科目の開講状況
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概要
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本研究では,今後の教育課程編成の資料とするために,4年制看護系大学における看護系科目の開講状況を調査によって明らかにしたい。調査対象は2000年4月時点で開設されていた全国84校の4年制看護系大学である。2000年7月に研究用資料として履修要綱,シラバス等の印刷物の郵送を依頼し収集した。回収率85.6%,分析対象は69校である。看護管理系科目を開講している4年制看護系大学は78.3%,看護教育系科目の開講は68.1%であり,看護管理系科目と看護教育系科目の開講状況の一致率は0.61,カッパ係数は0.43で高かった。家族看護系科目は65.2%,国際看護系科目は58.0%の4年制看護系大学で開講されていた。今後さらに,これらの科目は大学で科目として独立する方向にあると考えられる。感染看護系科目は21.7%,災害看護系科目は13.0%の開講率であり,普及してはいなかった。
- 順天堂大学の論文
- 2005-03-19