ラット胚仔心室筋細胞の単一ナトリウムチャネル電流の特性
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概要
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ラット胚仔から心室筋細胞を単離し,細胞接着型パッチクランプ法を用いて単一ナトリウム(Na)チャネル電流を記録した。単一チャネル電流の振幅は-70〜-30mVの膜電位では1.7〜1.4pAであり,これらの値は成体ラットのものと変わりがなかったが,脱分極刺激からチャネルが開口するまでの時間(潜時)が長く,またチャネルの平均開口時間はすべての膜電位において約50%の延長が見られた。結果から,胚仔期のNaチャネル開閉の特性が成熟期のものとは異なることが示唆された。
- 順天堂大学の論文
- 2005-03-19
著者
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