江戸文芸から新聞小説へ : 文明開化期文化の深層(三)
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概要
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新聞小説の発生について次の七章に分けて述べる。一、鉛活字の日刊新聞の出現 二、小新聞(大衆紙)の雑報記事-挿絵の登場 三、雑報記事の連載 四、続き物の発生-『鳥追ひお松の伝』『金之助のはなし』『毒婦お伝のはなし』について 五、続き物の定着と展開 六、新聞小説と坪内逍遥 七、坪内逍遥の小説(ノベル)観の各項である。本号では前号に続いて四、続き物の発生 五、続き物の定着と展開 について述べ、新たに六、として、大阪朝日新聞の登場-時代物(歴史小説)の連載-の章を追加した。なお、「新聞小説」について、今般、拙著単行本出版の準備が完了したので、本稿は今回を以て打切りとし、「六、新聞小説と坪内逍遥」以下は単行本に発表することとしたい。
- 埼玉短期大学の論文
- 1997-03-22