中世英詩の華ウイリアム・ダンバーの諷刺詩「二人の若妻と,未亡人の語り合い」(後編) : 『第二番目の若妻及び未亡人の語り』をめぐって
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概要
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「力強さと哀感との詩人的要素に富み,チョーサーとスペンサーとの間の最も注目すべき詩人だといわれている」(岩波『西洋人名辞典』)スコットランドの宮廷詩人William Dunbar(1460-1520)の傑作諷刺詩「二人の若妻と,未亡人の語り合い」"The Tretis of the Tua Mariit Wemen and the Wedo "[The Treatise of the two Married Women and the Widow]は19世紀来,詩評者に侃諤の論,とりわけ小論「前編」(本誌第3号)にて鑑賞した「第一番目の若妻が語る亭主像」は多彩なアレゴリーに百家争鳴,繚乱の観あり。「後編」は,「第二番目の若妻」が語るチョーサー譲りの刮目に価する比喩,及び「未亡人」の語る「神」と「世俗の愛」のパロディを鑑賞,抱腹絶倒の詩境を辿る。
- 1995-03-20
論文 | ランダム
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