発達障害児の中には音声言語でのコミュニケーションが困難なものがおり,代替手段として文字が選択されることがある。文字の読み技能の形成方法としてのSidmanらのパラダイムを下に症例を検討することで,書字をも含めた文字技能形成に関わる要因を検討した。そして,それらの要因を踏まえた上で,文字技能形成のプログラムを提案した。