2H-09 問題解決に生きてはたらく力を育成する理科学習の創造I-(4) : 子ども達が自ら問題解決の必要感をもつ事象提示の在り方の実践的研究(授業研究・学習指導, 日本理科教育学会第54回全国大会)
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概要
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本研究では, 中学校1年生の理科の授業で実施したタンポポ類の外来種と在来種のすみわけの原因をさぐる探究的な学習を事例として, 子ども達が, 自ら問題解決の必要感 (強い疑問を持ち, 問題を解決せずにはいられないという意欲) をもつような事象提示の在り方について検討を行った。その結果, 次の2点が明らかになった。(1) 子ども達自身が課題を発見し, これを探究課題として設定することは, 後の子ども達の考えの構築や探究意欲に大きな効果があることが数値的にも確認された。(2) タンポポ類2種の分布の境界付近を見せる局所的な場面提示の方が, 校庭全体の分布の提示といった全体的な場面提示より子ども達の観察内容・意見の数・内容が充実しており, 探究意欲を高める意味でも有効であった。
- 日本理科教育学会の論文
- 2004-08-04
著者
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