近世複合動詞の歴史的様相
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概要
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咄本『きのふはけふの物語』を資料として、すでに成立していると見られる近世初期における複合動詞の歴史的様相について考察した。その結果、複合動詞成立以前にその元となった表現が存在し、各時代ごとに新しい表現が生み出されていることが分かつた。したがって、中古中世の「動詞+動詞」には、語になり切ってはいなかったものの、定着し、以後複合動詞になっていくものが含まれているということになる。
- 2000-12-20
咄本『きのふはけふの物語』を資料として、すでに成立していると見られる近世初期における複合動詞の歴史的様相について考察した。その結果、複合動詞成立以前にその元となった表現が存在し、各時代ごとに新しい表現が生み出されていることが分かつた。したがって、中古中世の「動詞+動詞」には、語になり切ってはいなかったものの、定着し、以後複合動詞になっていくものが含まれているということになる。