経済体制の移行期におけるロシアと中国の初期条件の比較研究
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概要
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本論は、ロシアの経済体制の移行期における問題点を検出することを目的とする。そのために、イントリリゲーター(Intriligator(1997))が指摘した初期条件の検討を行う。中国はロシアと同様、集権的社会主義体制を経験し、かつ現在、いわゆる社会主義的市場経済原理に沿った改革の最中であって、比較対象として適切であると筆者は考える。本論で統計分析を行った結果、ロ中両国にはそれぞれ一長一短があり、必ずしもイントリリゲーターの言にあるような、ロシアの完全有利といった状況は考えにくい。特に東ヨーロッパの強いバックアップという項目で筆者は異論がある。本論で筆者が示したように、ハンガリー、チェコ、ポーランドといった東欧諸国は移行過程におけるロシアの強いバックアップというよりはむしろ、欧州への輸出競争相手となった。ソ連崩壊による東欧のパラダイム・シフトが起きたという新しい展開が見出された。
- 2005-09-30
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