ウガンダにおける地域主導の環境保全 : 分権的管理の可能性と限界
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概要
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環境問題は近年重要な世界的課題である。とりわけ発展途上国においては,さまざまな環境劣化が人々の生活に重大な影響を及ぼしている。他方,他方途上国政府の対策は必ずしも効果を上げていない。この問題の解決にあたって,途上国では近年地方分権化を推進し,地域住民の主体的参加による活動を実施している。人々の参加によって,地域の現状に即した効果的・効率的な資源の活用と保全が可能になるからである。本研究はアフリカのなかでも地方分権政策が進んでいるウガンダにおいて,地方評議会(Local Council)を通じた地域住民による資源管理の方法の効果性を検証するものである。その結果,中央と地方との連携の重要性,アフリカの開発を巡る様々な二元的視点の克服,そして知識のあり方に関しての重要な問題点が考察される。
- 龍谷大学の論文
- 2004-03-25
著者
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