教員養成における『総合演習』の改善に関する一研究

元データ 国立音楽大学

概要

本稿は,本学幼児教育専攻学生を対象とした教職科目「総合演習」の実際を報告し,今後の課題を明らかにすることを目的としている。筆者らは,「総合演習」設置の趣旨を踏まえた上で,我々が直面している緊要な課題(環境,国際化,異文化理解,少子化,人権,等々)の理解と態度の育成に努めることを目指して本講に取り組んだ。ここでは平成17年度に実践した軌跡を整理し,考察を加えた。その結果,学生らの真摯で積極的な反応を読みとることができた。しかし同時に,幾つかの課題も明らかになった。第一は「世界と日本」という思考の枠組みに関する点である。つまり,課題に直面する我々の視座についてである。第二は,学ぶことと情報を得ることの違いである。これは専門の異なる教師がこの授業をどう構築していくのかという教師自身の課題でもある。第三は,我々人間が直面している緊要な課題を,幼児にどう伝え,共有することが可能なのかという点であった。

著者

神原 雅之 広島文教女子大学
西原 彰宏 国立音楽大学
松沢 孝博 国立音楽大学
宇佐美 明子 国立音楽大学
神原 雅之 国立音楽大学

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