混練直後のコンクリートの原料組成判定法に就て
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概要
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本文は混練直後のコンクリートの原料組成に對する一種の物理的解法を提案するものである。此の方法の骨子は、一定容積のコンクリート試料を水洗篩別して砂及び砂利の部分を囘收し、其の乾燥重量及び實積を利用してコンクリート中の(セメント+混和水)の部分の容積及び重量を誘導し、セメントの比重に依つてセメント量並に混和水量又は水セメント比を求めるにある。本文第1節に於ては此の方法の要領に就いて説明し、第2節に於いては組成即知のコンクリートに就いて此の方法を實施せる成績を揚げた。之に依れば、例へば設計水セメント比70%のコンクリートに對し71∼72%、設計水セメント比50%のコンクリートに對し51∼52%なる結果を得る。尚此の操作に要する總時間數は、試料採取より最長の場合6時間、最短の場合1時間半程度である。
- 社団法人日本建築学会の論文
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