中国の辺境開放政策
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概要
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中国は、長い国境線をもち、隣接する国も多い。1992年以来、中国が推進している辺境開放政策は、伝統的な国境貿易の活性化、円滑化を図ることを通じて、内陸省、自治区の経済発展を促進しようということだけでなく、隣接国家との全般的な経済交流を展開しようということ、そして中国の長期的な資源戦略と拡大アジアとの経済統合への基礎を築こうとするものと思われる。交流相手として選択の余地がない隣接国家との経済緊密化を優先する中国は、海を挟む非隣接国家である日本や韓国を包含する東アジア共同体の実現には、当面慎重な姿勢を続けるであろう。
- 共栄大学の論文
- 2006-03-31
共栄大学 | 論文
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