日本初記録のヤシャウツボ(新称)
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概要
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奄美大島の魚類相を調査中に水深3mのサンゴ礁でコケウツボ属Enchelycoreの1種, E. bayeriヤシャウツボ(新称)を採集した。本種はこれまでインド・西部太平洋の熱帯域から知られていたが, 本邦では初記録である。コケウツボ属は大きく湾曲した顎, 鋭利な歯等によって特徴付けられ, 本邦からは従来コケウツボE. lichenosaとヒダウツボE. schismatorhynchusの2種が報告されていた。ヤシャウツボは, コケウツボからは体に斑紋を持たないことで区別され, ヒダウツボからは前鼻孔の形態によって区別される。
- 国立科学博物館の論文
- 1990-12-01
著者
-
藍澤 正宏
東京大学総合研究資料館動物資料部門
-
松浦 啓一
国立科学博物館標本資料センター
-
松浦 啓一
国立科学博物館
-
波戸岡 清峰
吹田東高等学校
-
波戸岡 清峰/松浦
吹田東高等学校/国立科学博物館動物研究部/東京大学総合研究資料館動物資料部門
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