学生生活に対する看護科学生の満足度に関する一考察
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概要
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学習の動機づけに重要である学生生活に対する満足度を明らかにするために、本学13回生を対象に1年次(40名)、2年次(33名)の各学年末に2度の調査を実施した。その結果を整理したところ、学生の学習に対する満足とそれに関わる環境への満足を含む6つのカテゴリーに分類できた。そして、その結果をカテゴリー分類別と質問項目別に平均点を出し分析したところ、2年次に「学校全般」に対する満足度の平均得点が増加していたことから学生生活に対する満足度が高まっていると判断できた。それは、2年次の学習プログラムを終えての「達成感・充実感」、「学習意欲」が高まっていることや尊敬できる教員との出会いや図書室への満足度が高まっていることから、学生生活における学生の満足度を高めるには人的環境である教員や司書などが、学習意欲や達成感・充実感を高めるような関わりをすることが重要であると思われた。
- 熊本保健科学大学の論文
- 1998-03-15
著者
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