イネ(Oryza sativa)の教材研究(第1報) : 花器の発育と玄米の成熟経過
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概要
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小学校の理科教育の教材としてイネは種子-種子の発芽-生長-開花-結実と植物の生活史を示す代表としてあげられ、植物教材中最も大きい比重を占めている。しかるに、理科教育の観点に立ったイネの教材研究は従来極めて少ないので、著者らはイネの発育を中心として、イネ教材をどのように展開することが教育的効果を大にすることができるかを明らかにしようとして行なった。特に本報は幼穂分化後の花器の発育と玄米の成熟経過について取扱った次第である。本研究を行なうにあたり大阪府立大学農学部作物学研究室の各位からご指導とご助言を賜わった。なお、イネの花粉の発芽には京都大学長谷川浩教授からご指導を受けた。ここに御指導を賜わった各位に対し厚くお礼を申上げる。The study was made to show how to treat rice (Oryza sativa) more effectively as an important teaching material in the science of primary schools. In this first report is shown the developmental process of flower-bud and the ripening of rice grain.
- 大阪教育大学の論文
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