The Effects of Particulate Metals on Cell Viability of Osteoblast-like Cells in vitro : In vitroにおける金属粉末の細胞生存率に及ぼす影響
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概要
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14種類の金属粉末(Cu,Al,Ti,Zr,V,Nb,Ta,Cr,Mo,W,Mn,Fe,CoおよびNi)と1種類の非金属粉末(Si)を用いて,粉末とその抽出液が骨芽細胞様細胞の細胞生存率に及ぼす影響を調べた.細胞毒性試験には骨芽細胞様細胞のMG-63細胞を用い,96ウエルのマルチプレートの各ウエルに細胞浮遊液100μLを分注し,37℃の炭酸ガス恒温器中で24時間培養した.その後,一定濃度に調整した各粉末の懸濁液を順次希釈しながら,100μLずつ加え,さらに3日および6日間培養したのち,ニュートラルレッド法にて細胞生存率を求めた.一方で,各粉末の懸濁液を順次希釈して,細胞を含まない条件で3日間抽出した.得られた抽出液を3日間,細胞に作用させて細胞生存率を求めた.Ti,Al,Cr,Ta,MoおよびFeの各粉末では,3日および6日間作用群とも0.625mg/mLから2.50mg/mLにおいて細胞生存率はわずかな低下を示すのみであった。NbおよびZrでは最大作用濃度においても対照群に近い細胞生存率を示した.しかし,他の金属粉末では対照群と等しい細胞生存率を示した濃度は3日および6日間作用群において0.0024mg/mLから0.3125mg/mLと変化していた.特に,VとMnでは低濃度で細胞生存率が低下した.抽出液を3日間作用させた場合には,Ti,Al,Cr,Ta,Zr,NbおよびFeは最大作用濃度においても細胞生存率は対照群に等しいものであった.一方,MnとNiを除く他の6種類の粉末では,粉末と抽出液の細胞生存率にほとんど差は認められなかった,しかし,MnとNiの抽出液を作用させた場合は,細胞生存率の低下は粉末を作用させた場合より高い濃度であらわれた.
- 2002-12-25
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