アルゼンチン貨幣金融制度の発展とドイツ銀行資本(田村茂教授退任記念号)
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概要
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世界市場に編成されたアルゼンチンの貨幣金融制度は,一次産品主体の奇型的産業構成を基盤としつつ,中枢諸国,とりわけ,イギリス,後れてドイツなどの経済進出を媒介にして発展した。その結果,アルゼンチン貨幣恐慌がロンドン市場を震撼させた「ベアリング恐慌」の誘因ともなった。スペインからの独立以降,アルゼンチンはラテン・アメリカ諸国の中で最も発達した通貨・銀行システムを確立することになるが,このプロセスはまた多難に満ちた模索の連続でもあった。本稿は,このプロセスを1913年に至るまで,アルゼンチン経済の特殊性に立入って構造的に追求し,そのうえで,ドイツ銀行資本の進出と役割を解明するものである。
- 1994-04-25
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