短期水収支法による森林地帯の蒸発散量の季節変化
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概要
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本研究は,丹沢山地東部に位置する大洞量水試験地(流域面積0.48km^2)において観測された日雨量,日流量のデータをもとに,森林における蒸発散量の季節変化を追究したものである。蒸発散量の推定には短期水収支法を採用した。その結果,蒸発散量の季節変化を周期関数により表現することできた。その変化は気温の年間変動と一致した。蒸発散量の変化には,熱エネルギーの影響が大きく関与していると考えられる。
- 東京農業大学の論文
- 2002-03-20
著者
-
矢部 和弘
東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科
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矢部 和弘
東京農業大学大学院農学研究科
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中嶋 伸行
神奈川県自然環境保全セ
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西尾 邦彦
東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科
-
矢部 和弘
東京農業大学
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