緑内障眼における網膜神経節細胞障害
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2例3眼の初期緑内障人眼において,網膜神経節細胞変化ならびに網膜平面,網膜垂直断面における網膜神経節細胞障害形態を病理組織学的に検討した。緑内障眼においては早期より胞体径の大きな神経節細胞を中心とした神経節細胞減少を示したが,その変化は網膜平面,網膜垂直断面で瀰漫性に存在した。また網膜神経線維束萎縮部位では,この変化が強調されて存在した。この結果は,網膜レベルにおける局所的な障害とは考えにくく,乳頭レベルでの障害を示唆した。また機能的,検眼鏡的に異常を認めない初期緑内障中心窩において, 1眼に著明な神経節細胞の減少を認め,初期緑内障において既に黄斑部の障害が生じている可能性が示唆された。初期緑内障における黄斑部機能障害発現の可能性と,大きな神経節細胞の優先障害が,緑内障視機能障害におよぼす影響について論じた。
論文 | ランダム
- ポパ-における「科学の方法」
- Thermo-Optic Dispersion Formula for RbTiOAsO4
- 虚弱高齢者の体力トレーニング理論
- 介護予防・自立支援のためのパワーリハビリテーション(4)健康高齢者の筋力トレーニングに対するトレーナビリティ
- 国民的課題にこたえた闘争へ (産業別シリ-ズ-1-トラック運輸)