弾性物体の硬さ認知のためのつまみ動作における制御則
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
人間が弾性物体の硬さを認知するためのつまみ動作において,つまみ力,対象物体の変位,接触面積の計測を行い,つまみ動作の制御則を実験的に検討した.硬さが異なる5種類の弾性物体の硬さ識別一対比較課題を10名の被験者に課したところ,弾性係数の相違によって,変位は最大値の91%,力は84%変化したのに対し,接触面積の変化は26%と,弾性との関連が小さいことが判明した.更に平衡点制御仮説に基づき仮想変位を算出したところ,硬さによる差は29%であったことから,硬さを認知するためのつまみ動作では,つまみ力ではなく仮想変位を一定に制御し,その結果として接触面積がほぼ一定に制御されていることが示唆された.
- 2002-11-01
論文 | ランダム
- 高速電子計算機による高分解能NMRスペクトルの計算のためのプログラム (磁気共鳴(シンポジウム))
- ラマンスペクトルによるSiCl2(CH3)2,SiCl3CH3の分析-研究速報-
- Quantum Many-Body Theory and Mechanisms for Low Energy Nuclear Reaction Processes in Matter
- 総合製品安全対策の推進について (PL(製造物責任)法への対応)
- 細胞工学国際シンポジウム(学会見聞記)