協同作業において作業時間を最小にするための人数の判定方法 : 協同作業の人数が作業時間におよぼす影響に関する研究(第1報)
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概要
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作業期間短縮の要請に答える方法の一つとして協同作業の人数を増やすというのは有効な手段である.一方では, あまり人数が多くなると調整時間が多くなり, かえって作業期間短縮につながらないこともある.われわれは作業をしているとき, 現在やっている作業を早く終わらすために人を1人増やしたほうがよいか, あるいは増やしてもあまり意味がないのかなどの問題にぶつかることがある.本研究では, まず初めに作業の特性をプロジェクト型の協同作業において人数を増減させた場合, 延作業時間の増減という観点よりその要因を定性的に分類する.次に, チームリーダーの有無が作業期間にどのように影響するかについて, 作業に習熟現象がある場合に限定すれば, 作業期間を最小にするための人数増減の判定は, 作業の性格によって決まる定数αが既知であり, 1ルート当たりの平均調整作業時間および1人で作業したときの主体作業時間が既知またはある作業をN人でやっているとき, 延主体作業時間および延調整作業時間の比率が既知であれば可能となることを示す.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1980-06-30
著者
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