リズムの構成と動きについて
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概要
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リズムと動きの関係を探るために基本4動作(『歩く』『走る』『スキップ』『ギャロップ』)の動きとリズムの構成の関係から、それら4動作はそのリズム構成がどのような構成のされ方で成り立っているリズムであると捉えられる傾向にあるのかを調査した結果、『歩く』リズムは拍節を単純拍子で刻むリズムであり、『走る』リズムは拍節内が二連符、三連符、四連符と連符により均等に分割されたリズムで構成されたものであると捉え、『スキップ』は前音が長く後音が短い音符の組み合わせにより連続した拍節で構成されているリズムであり、『ギャロップ』は基本のリズムよりもむしろ『スキップ』のリズムと同一のリズムで動作できるものであると捉える傾向にあることがわかった。それらのことから拍節を連符で分割され、その分割のされ方が多分割になるほど、そのリズムの構成の捉え方は多種に渡り、基本のリズムとは異質に構成されたリズムを誕生させる傾向が強くなることが考察できた。ただ、『スキップ』『ギャロップ』にみられる四分音符と八分音符の二連符で構成されたリズムのように、特異な捉え方をされる傾向は何が要因として起こりうるものなのかを今後の研究の課題としていきたい。
- 2003-12-20
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