Actinobacillus actinomycetemcomitansの免疫生物学的活性に関する研究 : リポ多糖体,全菌体抽出物,および菌体外産物の化学組成と免疫生物学的活性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Actinobacillus actinomycetemcomitans ATCC 29523株, Y4株, SUNYaB67株を用い, リポ多糖体(LPS), 全菌体抽出物, 菌体外産物を調製し, 免疫生物学的清性に関し詳細に検索した。実験にはマウスリンパ系細胞を用い, マイトジェン活性, 多クローン性B細胞清性化作用(PBA活性), アジュバント活性を測走した。また, マウス腹腟マクロファージを用い, インターロイキン1産生誘導能を調べた。その結果, LPSはマイトジェン活性, PBA活性, アジュバント活性を有していた。一方, 全菌体抽出物と菌体外産物はマイトジェン活性を示したが, 両標晶ともPBA清性は弱くアジュバント活性は認められなかった。IL-1産生誘導能は全標品に認められた。以上, LPSはB細胞の分裂を惹起し, 抗体産生細胞を誘導し, 免疫増強アジュバント活性を有していた。歯周炎に特徴的な形質細胞の浸潤増殖に本菌のLPSが深く関与している可能性が示唆された。
- 1986-03-28
論文 | ランダム
- 特集 官民連携 水インフラプロジェクト : 海外水インフラPPP協議会公表資料にみる 各省・関係機関における取り組みと民間企業からの提言
- 認証機関からみたPCIDSS推進上の問題と解決策 : セキュリティリスクの捉え方と効率的なアプローチ (特集 PCIDSSの行動計画)
- 新たな人権救済制度がもたらす人権規範の共通化 : 個人通報制度と国内人権機関 (特集 憲法と国際人権法 : 共通の人権規範の確立に向けて)
- ロボット手術の有益性を患者・病院視点から考察する (経営視点からのロボット手術)
- 基調論文 ロボット手術がもたらす利益とは : 医療経済的効果、臨床的意義を中心に (経営視点からのロボット手術)