重症心身障害児施設で生活している呼吸に問題があるケースの報告 : 評価・治療・日常生活管理を主に (脳性麻痺 : 重症児に対する有効性)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
常に医療管理を必要とする重症児のPTは, 日常生活管理への積極的な参加なくして成立しない。生活場面で日常化しているその児特有の問題点の把握, 神経発達学的評価, 生命維持を主としたDoctor評価, これらの総合的な評価・方針に基づき, 治療(ハンドリング)と日常生活管理が実現する。呼吸器系への対応は, 気道確保と換気促進の為の頭部・体幹コントロールの改善が主となる。具体的には, 姿勢適応能力の改善と積極的な姿勢保持用具(腹臥位, 膝立位, 側臥位等の保持具)の活用となる。後者は体幹装具としての普及が望まれる。呼吸機能の客観的評価として, 呼吸曲線と動脈血酸素飽和度SaO_2の測定が有効な一手段である。2症例報告する。
- 1988-03-10
著者
関連論文
- 192. 嘔吐を呈する重症脳損傷児に対する姿勢保持用具の有効性について
- 400. 呼吸管理を必要とする重症脳損傷児に対する姿勢保持用具の有効性について
- 282. 慢性呼吸不全を主要問題とする重症脳損傷児 : 症例に対するPT治療の考察
- 慢性呼吸不全を有する重症脳損傷児の運動療法と姿勢保持用具の検討
- 重症・重度児の姿勢保持 : 呼吸・消化器機能障害を中心に (小児疾患 : 脳性小児麻痺児を中心として)
- 445. 気管切開児の呼吸の改善を目的とした姿勢保持装置の有効性について
- 重症心身障害児施設で生活している呼吸に問題があるケースの報告 : 評価・治療・日常生活管理を主に (脳性麻痺 : 重症児に対する有効性)
- レスピレーター管理下にある除皮質姿勢パターンを示す重症脳損傷児の運動療法と姿勢管理
- ポスチャリング (姿勢の選定) について