超低出生体重児の修正12カ月までの運動発達の傾向について
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概要
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この研究は超低出生体重児における修正12カ月までの運動発達の傾向を知る目的で行った。対象はMajor Handicap(脳性麻痺, 精神発達遅滞IQ<70, てんかん)のない超低出生体重児8名とした。ミュンヘン機能的発達診断法を用いて修正4, 6, 8, 10, そして12カ月の時点で評価した。問題のある遅れは, 評価時の修正月齢に対し2カ月以上の遅れとした。今回は8つの領域のうち運動発達に特に関係のある, 追行, 座位, 立位, 把握の4つの領域を検討した。結果としては, 修正12カ月の時点では問題のある遅れはみられなかったが, 修正4カ月での這行の領域のみ問題のある遅れを示した。この理由として出生時の四肢体幹の筋緊張や筋繊維の未熟性や処置等における背臥位姿勢での固定等の影響を考えた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1998-11-30
著者
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安達 みちる
東京女子医科大学病院リハビリテーション部
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今泉 友一
東京女子医科大学小児科
-
三石 知左子
東京女子医科大学母子総合医療センター
-
三石 知佐子
東京女子医科大学母子総合医療センター小児保健部門
-
横畠 由美子
東京女子医科大学リハビリテーション部
-
山口 規容子
東京女子医科大学小児科
-
山口 規容子
東京女医大 母子総合医療セ
-
今泉 友一
今泉小児科
-
山口 規容子
東京女子医科大学 小児科
-
山口 規容子
東京女子医科大学附属母子総合医療センター
-
渡辺 昌英
東京都立府中病院リハビリテーション部 : (現)多摩療育園
-
三石 知左子
長崎大学熱帯医学研究所 小児科
-
渡辺 昌英
東京都立府中病院リハビリテーション科
-
渡辺 昌英
東京女子医科大学 小児科
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古川 章子
東京女子医科大学中央リハビリテーション部
-
長谷川 三希子
東京女子医科大学中央リハビリテーション部
-
前本 薫
東京女子医科大学中央リハビリテーション部
-
今泉 友一
前橋市いまいずみ小児科
-
長谷川 三希子
東京女子医科大学リハビリテーション部:首都大学東京大学院人間健康科学研究科
-
長谷川 三希子
東京女子医大病院リハビリ部
-
横畠 由美子
横浜市立大学医学部附属病院
-
横畠 由美子
東京女子医大病院リハビリテーション部
-
山口 規容子
東京女子医科大学母子総合医療センター
-
長谷川 三希子
東京女子医科大学 リハビリテーション部
-
横畠 由美子
東京女子医大中央リハ部
-
安達 みちる
東京女子医科大学リハビリテーション部
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