鋼管ぐいの低公害工法の諸問題
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概要
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鋼管杭の騒音振動低減工法の分類や現状, またそれに伴う諸問題について, 昭和五十四年四月発行の鋼管杭協会編「鋼管杭の騒音振動低減工法」の概要を中心にして述べている。まず, 低公害工法の現状については, 低公害工法を「打撃または振動打込み方式」, 「地盤貫入抵抗軽減方式」, 「騒音遮断, 振動遮断方式」の三つに分類して, 具体的な工法を表に示して紹介し, また視点をかえて「中掘工法」, 「プレボーリング工法」, 「その他工法」の三つに分け, 中掘工法については図を用いて説明し, プレボーリング工法については排土工法と無排土工法に分けて説明している。また低公害工法の実際の騒音振動レベルについては表によって具体的な数値を示して説明を加えている。次に低公害工法の諸問題として, 施工管理の面と, 鉛直支持力の面から述べている。前者においては支持地盤におけるゆるみや沈下に対する注意を促し, 打撃打止めが最良としている。後者については十六の事例に基づき, 図表によって説明し, 載荷試験の有効性を述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1984-03-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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