既製ぐいの低公害工法と設計支持力
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概要
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近年の社会的要求による低公害工法のうち, 既製杭を用いる工法と, その設計支持力の算定について, 現在の工法および理論等の紹介のかたちで述べている。工法については, 杭の成形場所, 材料および施工方法から分類している。施工方法については, 低公害性の面からみて, 低騒音打込み杭, 埋込み杭, 場所打ち杭に分類し, 埋込み杭については更に四つに分けて紹介している。また, 設計支持力については, その求め方の基本的な考え方を述べ, 具体的な方法が表を用いて紹介されている。その表の説明として, 実物大載荷試験による支持力の検討の仕方が図を用いて紹介してあり, 支持力算定式による場合については, 打込み杭の算定式をマイヤホフとテルツァギーそれぞれの理論に基づいて述べてあり, 埋込み杭においては, セメントミルク工法によるときの式を紹介してあり, その他の埋込み杭については, 原則的には載荷試験によるべきだとしている。また, 杭の材料としての許容応力については, 表によってその具体的な値を示し, その理論的背景を述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1984-03-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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