超高層建築の沈下性状
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概要
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東京礫層に支持された超高層ビルの沈下性状を中心に, スタインブレナー式の適用と, 地盤定数の設定について, 実測値をもとに述べている。まず, 新宿の国際通信センターなどが, 不同沈下に対して十分な注意を払う必要があったために, 根切りによる支持層のリバウンド量を測り, その結果から沈下を予測・実測しながら施工計画へフィードバックする方法をとり好結果をもたらしていると述べている。次に, 東京において実測された5つの超高層ビルの沈下性状について記している。また, 沈下量の計算による予測として, スタインブレナーの式を適用し, 計算結果を実測値と比較し, 比較的に良くフォローされた結果を得たと述べている。地盤の弾性定数も, リバウンドを実測することによって修正しようと述べている。最後に, 沈下性状の試験方法として, ボーリング, 弾性波探査, ひずみ依存性, 弾性論に基づく計算予測, 実測による確認を挙げるとともに, 今後検討すべき点として, (1)基礎底面の接地圧分布, (2)砂質土の歪依存性, (3)時間的影響を明らかにすべきであると述べている。
- 1983-06-15
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