軟弱地盤に超高層建物を建てる場合の問題点
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概要
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軟弱地盤上に超高層建物を建てる場合の問題点は何かについてと, 入力地震波の選定と減衰の評価方法について述べている。まず, 超高層建物が, 地上高31 mの制限の廃止や, 電算機による解析によって建設可能になったと述べている。次に, 軟弱地盤に超高層を建てることは可能であり, 基礎底版を, 支持力が大で剛性の高い硬質地盤におき, 途中の地下何層かが軟弱地盤内にある場合と, 杭を介して硬質地盤で支える場合, および, これらの混合型があると述べている。入力地震の選定と減衰の評価方法の問題については, 重要ではあるが, まだ明確にわかってはいなく, これからの進歩を期待している。また, 軟弱地盤に建てる場合の問題点として, 杭地業を用いる際には, 全く経験のないことを単純なモデル解析の結果からの判断で実施に踏み切っているので, モデル化の段階では, 予想もつかないような重要な因子を見落としているかもしれないと述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1983-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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