群グイの水平抵抗に関する研究
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概要
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関東ローム地盤に直径6cm, 長さ2.2mの模型鋼管杭を打設し, 水平載荷試験を行って群杭の挙動, 特に群杭効果について調べた。群杭供試体は, 鋼管9本を正方形配置にしたもので, 杭頭はコンクリートフーチングで固定している。杭間隔は, 杭直径Dの2.5,5,10倍の3ケースとした。この結果によれば, 地中部最大曲げモーメントおよび杭頭部曲げモーメントともに前列杭が大きく中心杭が小さいが, この傾向は杭間隔の広い10Dではあまり顕著ではない。また, 地中部および杭頭部の曲げモーメントは杭間隔が狭くなるにしたがって大きくなり, その位置は深くなる。群杭の各杭の分担荷重と地盤反力はいずれも前列端部杭が最大で, 横方向地盤反力係数も, 杭間隔が狭くなると小さくなることが知られた。杭間隔の狭いものほど群杭効果は顕著に表れ, 杭間隔10D, 5D, 2.5Dのそれぞれに対して群杭効果は0.9,0.6,0.4であった。
- 1982-03-15
論文 | ランダム
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