大林式ホリゾンタルオーガ工法について(その1)
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概要
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地中に横孔をうがちながら管を埋設する工法と現場における施工例の概要を紹介した。横孔の掘削機は, 相互に逆回転するケーシングとスクリューとからなる掘進部, 勾配も含めて横孔の方向を固定し掘進部を駆動させる掘削機本体部, そして動力源である油圧ユニットに分けられており, 作動はすべて油圧によって行われる。本体部は発進用立坑内に設置されるが, 装置自体がコンパクトに設計されているため, 直径2m程度の深礎孔でも十分に発進用立坑として利用できる。そのため掘進時には短いケーシングとスクリューを継足しながら掘進する必要がある。埋設管の挿入は所定のせん孔が終了してから行われるが, 埋設管の用途, 形状などに応じて, ケーシングを埋め殺すこともある。現場における実施例として2例を紹介したが, 一つは軟弱地盤中5〜6mの深さにφ300mmの塩ビ管を埋設(埋設長19.3m及び25m)した例であり, 他の一つは斜面の地すべり対策用に設けられた集水井に集水するための有孔塩ビ管の施工例である。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-03-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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