知多半島南部の地質構造と伊勢湾周辺地域の構造運動
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概要
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知多半島は南を中央構造線, 西を伊勢湾断層によって区切られている。知多半島と伊勢湾, 知多湾の地質構造は調和的である。前期最新世の新生代の地層は, 北西-南東の軸を持つゆるやかなしゅう曲を, その後の地層は北西-南東の著しいしゅう曲運動を受けていることが識別される。更に段丘西に変位があり, 段丘堆積物形成後に断層運動があったことが認められる。半島南部の地質構造の解析から, 伊勢湾周辺地域における鮮新世以降の構造運動を調べ, 次のことがいえる。1)伊勢湾周辺地域における第四紀は数10万年以前の低起伏の地形の第四紀と, その後の地形的に起伏の大きな第四紀とに区分される。2)最新世の変動は地塊ブロック化と, ブロック化された地塊の個別運動で特徴づけられるとともに, 大阪湾, 琵琶湖及び伊勢湾などの低地と, その高い後背地という起伏の大きな現在の自然地理を決定したものである。
- 1980-03-15
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