くいの設計とその支持力確認, 水平力にたいするB.B. Bromsの設計法を中心として
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概要
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杭の水平耐力の計算式として現在我国では弾性支承ばり法によるChangの式, 極限設計法によるBromsの式が用いられている。計算例から両者を比較検討すると共に, 実際の設計における杭頭固定度の評価の重要性を強調した。更に載荷試験の2件の他, 模型実験により杭頭の固定度が水平変位を低減する効果を示した。(例1)打込み施工のPC杭, φ50cm, 地表付近はN=15〜20の細砂である。間隔3.6mの2本の杭の頭をフーチングに55cm埋込み, 杭の並ぶ方向に加力した。変位量は単杭の約1/10であった。(例2)鋼管杭, φ60cm、t14mm, 地表付近はモルタルを充てんする。地表近くはN>5の細砂である。間隔3mの2本の杭の頭を連結して固定の条件を充たすようにしながら地表部分をジャッキで押し拡げ加力した。変位は単杭の約1/3であった。(模型杭)砂槽中の鋼管杭, φ60.5mm, t2.3mm, l1.900mm, 杭頭固定の場合の水平変位は杭頭自由の場合の1/2〜1/3,杭軸の最大曲げモーメントは杭頭自由の場合の2/3程度であった。
- 1979-09-15
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