超軟弱地盤の表層処理工法 : セットバーン工法
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概要
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セットバーン工法は, セメント系固化剤を用いた現位置かくはん方式によって, 堆積ヘドロ処理や超軟弱地盤の表層固化処理を行うために開発されたシステムである。固化剤は高炉セメント, 二水石こう及び特殊添加剤からなり, 陸上に設置されたプラントにおいてスラリー状にしてヘドロ処理作業船に送られる。ヘドロ処理作業船は一定速度で移動しながら, 送られてきた固化剤を連続的に注入し, かくはんしてヘドロ層を処理する。現有ヘドロ処理作業船の最大処理幅は5.5m, 最大処理深さは3mであり, 時間当たりの処理能力は約400m^3である。このシステムで深い超軟弱地盤の表層数mを処理した場合の処理部分の支持力機構解明のための資料を得るためと, このシステムによる施工上の安定性を確認するために, 現場において施工実験を行った。実験内容は, 固化処理実験, 載荷試験, 盛土試験及びサンドドレーンの施工性試験の4種類であるが、ここではその内容を簡単に述べた。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1979-09-15
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