施工例からみた深層混合処理法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
軟弱粘土地盤の改良工法の1つである深層混合処理工法の実施例のうちで, 生石灰を材料とした例について, 処理土の物理的性質や力学的性質, 及び施工中の乱れなどによる処理土中間地盤の物理的, 力学的性質の変化に関して考察を行っている。8個の実施例より, 処理土の含水比は原地盤より低下するが, 単位体積重量の変化はほとんど生じていないことがわかった。次に, 生石灰と粘性土を混合かくはんした処理土は, かくはんの程度や原地盤の土性によって発現する強度の値に差はあるが, それ相当に大きな強度を有し圧縮性の小さい固化した粘性土と考えてもよいということがわかった。また, 生石灰を材料とした場合は, 適用する地盤によって強度に大きな差がでてくる。これは, 地盤によっては生石灰を固化材料に用いることが不適当な場合もあることを示している。施工中の混合かくはんによる処理土中間地盤の影響に関しては, 含水比, 一軸圧縮強度とも施工前後でほとんど変化していないため, 影響はないものと考えられる。なお, 施工方法の概要, 施工機械についても述べられている。
- 1979-06-15
論文 | ランダム
- 更生の見込みの審理と判断 (会社更生法)
- 奈良県における「同盟休校」の実態とそれにたいするたたかい (「5・22同盟休校」批判)
- 食物繊維と栄養-腸内細菌による栄養物質の産生
- DUAL CAMERAS ACQUISITION FOR THREE-DIMENSIONAL EYE-MOTION TRACKING
- MumpsおよびHerpes Simplex髄膜炎と考えられる2成人例