応力凍結法を利用した地下構造物の光弾性実験(2) : シールド工法によって砂中に構築されるトンネルを対象として
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概要
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トンネルのような地下構造物のモデル実験では, 地山のゆるみ条件を規制することが最も重要であるが, このような実験を行うことは困難であると考えられてきた。この難点を解決する目的で, 熱硬化樹脂の特性を利用した光弾性実験を行っている。実験方法は散弾箱の中に散弾を敷き, その上に覆工モデルを置いて, それを段階的に暖めている。覆工モデルがトンネルに相当し, また流動性のある鉛製散弾が, 地山材料のモデルとなる。光弾性実験から変形前のモデルの位置を与える基準線の半径に, 地山とモデル化との間の間隙を加えて描いた円を基準線として, モデルの変位曲線を観察すると, 地山が原位置からどのようにし緩したか知ることができるとしている。また, モデルをスライスに切り, しま写真を撮影し, しま次数から応力分布を想定することも可能であると述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1979-06-15
著者
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