基礎工法の分類と選定
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概要
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構造物基礎として直接基礎, ケーソン基礎, 杭基礎の使用実績が圧倒的に多いが, この3工法を含め基礎工法の常識的な慣習による分類では工法上の分類と材質上の分類が混然となっていることを指摘し, まずこの分類のほかに設計上の分類と定義を道路橋示方書IV下部構造編の定義に従って説明している。それによれば直接基礎は浅い剛体基礎, ケーソンは深い剛体基礎, 杭は深い弾性体基礎となるとしている。また直接基礎とケーソン基礎との区分は有効根入れ深さと基礎幅との比によって行い, 剛体基礎か弾性体基礎かの区分は基礎体頂部に水平力またはモーメントを作用させた時の有効根入れ深さとその特性値との積によって行われる。更に基礎型式の選定に当っては, 地形および地質条件, 構造物の特性, 施工条件, 環境条件等の事項を考慮して選定すべきであるとし, それらの選定条件に対する各種基礎型式の適否を, 使用実績に基づき表にしてまとめて示している。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1984-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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