土の化学的安定処理に関する実験とその考察 : 特にEB45使用について
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概要
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細粗2種類の土に有機合成高分子化合物EB45を添加し, 土の物理的・力学的特性に与える影響を把握し, 土の安定処理方法に対する効果を検討している。これらはのり面保護工法や排水路ライニング工法に対する指針を与えるものである。供試土は北淡路開拓地のもので砂質ロームの細粗2種類である。EB45添加率は0,0.2,0.5,0.8%の4段階とし, 一度絶乾した試料に添加し含水比を一定にして次の実験を行っている。フォールコーン貫入, 突固め, 一軸圧縮, 透水, ひび割れテスト, レインテスト, フローテスト, 凍結・融解テスト。試験結果は乾燥, 粒度, 添加量によって大きく変化するが, (イ)EB添加により粘着性が増大する。(ロ)突固め密度は添加量に影響されない。(ハ)一軸圧縮強度は乾燥が進むと増大する。(ニ)激しい雨に対してはEB45は0.5%以上の添加が必要である。(ホ)流水浸食は粒度の変化により差が出た。(ヘ)凍結・融解試験では0.5,0.8%のものはとび抜けて強い。以上の結果より, EB45の最小添加量はほぼ0.5%であり, よく締め固め, 乾燥させれば土質安定剤として効果を発揮する。
- 1979-03-15
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