海外における地盤注入
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
地盤改良技術のひとつである地盤注入工法について, 1800年以降の注入技術発展の歴史をふり返り, ついで主として地盤土の止水と強化をはかる技術について種々の面から述べている。まず, 注入材料については, 現在外国で用いられている主要な地盤注入薬液を示し, これらの特徴, 長所, 短所および注入目的による使い分けなどを説明している。地盤注入の施工法については, ヨーステン法でのマンジェットチューブを使用する方法の特徴およびそれの改良工法に触れ, 次に地盤注入計画については, 補助的工法から恒久的, 本質的工法にかかわりつつある注入工法が, ドイツ・フランスなどでどのように利用されているかを示し, 注入工法に付随する問題点と最近の研究動向を紹介している。次に, クイッククレーやレスなどの特殊土に対する対策工法への応用について述べている。最後に, 近年わが国で開発が進められた, 高圧ジェットを用いて土の硬化剤を地盤地中に強制的に注入する工法について述べ, それが海外諸国で注目され, 再び実用に供され始めた実情などについて紹介している。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1978-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
- 地盤改良(1)((1)地盤改良,4.地盤挙動,第44回地盤工学研究発表会)
- 泥炭地盤上の道路盛土の残留沈下とLCCに関するケーススタディ(地盤構造物のライフサイクルマネジメント)
- 泥炭地盤の圧密沈下とその予測(圧密沈下の予測と対策)
- 海外建設プロジェクトにおける地盤リスク対応について(海外事業と地盤工学的問題 : アジア地域におけるプロジェクト事例ならびに地盤工学的特性)
- リスク工学と地盤工学 : 4.プロジェクトリスク