凍結工法の施工実例集 : 地下水流と施工対策
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概要
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凍結工法の施工では, 施工地点付近に地下水流が存在する場合には, その流速と流量を事前に十分調査し, その規模にみあった的確な施工対策をたてる必要がある。本文では, 1)地下水流とその調査として, 地下水流の存在と実態を調査する要点を示し, 特に凍結限界流速と凍結可能流速についての室内実験の結果を述べ, 2)凍結壁面への地下水流の影響については, 標準砂による実験で, 地下水流の流速が一定値以上の場合の凍結壁面の温度と時間との関係を示している。さらに, 3)地下水流に対する施工対策としては, ア)地下水流の流速, 流量の低減を図る。イ)寒冷源の温度, 流量の変化によりブライン方式, 低温液化ガス方式の併用を考える。ウ)凍結管間隔の縮少により相互干渉や過冷却の効果を期待する, などをあげている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1978-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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