地下鉄工事における土止めアンカーの利用
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概要
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アンカー工法の現況について説明したものであるが, おもにヨーロッパ(ミュンヘン地下鉄工事)の工事例, つぎにわが国での利用例を, やはり地下鉄工事を中心に述べている。そして, ここでは, アンカー工法のうち, アースアンカーの種類と概要を, イ)PSアンカー工法, ロ)ハイグラウトアンカー, ハ)VSL工法, ニ)SSW工法, ホ)大成式アンカー工法, ヘ)APアンカー工法について説明している。さらにアンカー定着方法の種類と土留めアンカーを地下鉄工事に利用する場合の長所, 短所について(工法別工事費比較表も含めて)述べ, 地下鉄工事への土留めアンカーの採用に際しては, ケースバイケースで具体的現象を対象として検討することが肝要であると力説している。わが国の実施例としては, 9号線代々木付近の実例(PSアンカー, 引抜き抵抗力250t/本, 定着長14.00m〜21.50m, 非定着長5.50m〜8.00m), と9号線霞ケ関留置線工事(PC鋼より線4本(φ12.4mm)または鋼棒1本(φ27mm)とし, アンカー外径135mm)について述べている。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1978-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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