地盤調査の失敗例
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概要
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土木構造物の設計施工において, 地盤調査はきわめて重要であり, 調査に失敗すると構造物の設計・施工上において致命的な打撃を与えることになる。しかし, 完全な地盤調査は現在の段階では期しがたく, 大なり小なり現実の地盤と違っているが, いかに設計・施工に耐えうる地盤調査を行なうかがきわめて重要となる。ともすれば地盤調査は軽視され, 設計のほうへ重点がおかれるような気配が感じられることがあるが, 地盤調査は構造物設計の基礎であることを認識する必要がある。ここでは, 実際に今まで地盤調査で失敗したいくつかの例を区分し, たとえば, 支持層を誤認した場合, 砂レキ層を誤認した場合, 粘性土の調査に失敗した場合, 貫入試験に失敗した場合などの原因を追求し, なぜ失敗したか, 今後どのような点に注意すべきかを詳しく述べ, 地盤調査のあるべき姿を提案している。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1978-06-15
社団法人地盤工学会 | 論文
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