関門橋の地質調査
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概要
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関門橋の工事着手までに行なわれた一連の地質調査では, 弾性波探査をはじめ, ボーリングではコアを採集するとともに, 物理検層(電気検層, 密度検層), 室内岩石試験を行なっている。また, 第二次ボーリング調査ではプレッシャーメーターによる地盤の変形係数の測定や, 岩の工学的分類なども行なわれた。そして, ボーリングの結果き裂破砕帯, あるいは断層などのある所や, プレッシャーメーターによる変形係数の小さい所で, テストピット掘削を行なった。一方では, また2本のボーリング孔を用いて透水試験を行ない, 地表下20mに及ぶ風化粘土のセン断特性を知るためには, 大型ボーリングにより採集されたコアを用いて高圧三軸圧縮試験を行なっている。以上の試験結果を使って地盤の諸定数が決定されたが, プレッシャーメーター測定値と平板載荷試験値との相関関係が求められたので, 以後は全面的にプレッシャーメーター試験をサウンディングの手法として利用している。
- 1978-06-15
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